0-1 誰かの自虐
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0-1 誰かの自虐
時の流れというものは得てして残酷である。
人は老いて行き、精神や感情、愛情も劣化して風化して果てには消失する。
だって、そうだろう?
ある一組の男女の話をしよう。
――わたしたちは、上手くやっていけるよね。と、女は言った。
――うん。僕たち二人なら絶対に大丈夫だから。と、男は言った。
そう笑顔で言って、結婚式の段取りを話し合っていた幸せの絶頂に居た一組の男女でさえ、愛が、情が熱の様に冷めればそれまで。
――自分たちは他の人達とは違う。こんなにも愛し合っているのだから、離婚するはずがないのだと。
そんなありふれた安っぽい愛と一緒にしないで欲しい。だからこの愛は永遠なのだと。死が二人を別つ、そのときまで――と。
ああ在り来たりで使い古された台詞だ。
ああそうか、だからどうしたと俺は言おう。
所詮一時の情に流されての行動なんぞ後で後悔するだけなのだから。
本人がそれでもいいというならそれでいいと思うし一々否定する気も無い。
そう、俺は自分勝手で自堕落な臆病者。
自分にさえ害が来なければそれでいいという最低な部類の人間であると自覚しているのだから。
なんだか自虐しているようにも見えるが、別に誰かの同情や憐れみが欲しい訳ではない。
単に自分がそうだというだけであるという、少々変わった自己紹介のようなものだと思ってくれればいい。
――と、ココまで適当に語っては見たものの…
結局はただ在り来たりな言葉を並べただけに過ぎないのだ。
論理武装、というやつである。
小難しい理屈や言葉や概念をただただ語るだけの口先しか能が無い本当につまらない男の些細なもの。
―――なぁ、そうだろう?俺の■■■■――――。
色々と矛盾があったりすると思いますが、所詮は文字の羅列ですのでお気になさらず。




