どうしてお湯につかってるんですか
え、血?まじもんの??
いやいや、まさか……。
「湯加減はいかがでしょうか」
湯加減とかじゃないよ。
もしかしてこれ、サイコパス外国人に捕まった説ある?
事故って拉致されたとか??
「あ、の……血……なんで……」
なんとか声を振り絞って疑問を口にする。
それを聞くと女は悲しそうな様子でこちらを見てくる。
「ああ!申し訳ございません……こちらはトゥリアを粉末状にした風呂でございます」
「血風呂をご所望でございましたら、すぐにご用意を……」
血じゃないんかい。
自分が切られて沈められてるかと思った。
トゥリアってなんのことだろう。
とにかく否定しないと。
「い、いい……」
「さようごまじもんの??
いやいや、まさか……。
「湯加減はいかがでしょうか」
湯加減とかじゃないよ。
もしかしてこれ、サイコパス外国人に捕まった説ある?
事故って拉致されたとか??
「あ、の……血……なんで……」
なんとか声を振り絞って疑問を口にする。
それを聞くと女は悲しそうな様子でこちらを見てくる。
「ああ!申し訳ございません……こちらはトゥリアを粉末状にした風呂でございます」
「血風呂をご所望でございましたら、すぐにご用意を……」
血じゃないんかい。
自分が切られて沈められてるかと思った。
トゥリアってなんのことだろう。
とにかく否定しないと。
「い、いい……」
「さようでございますか。さ……いましばらくお休みくださいませ」
女が私の頬をなでると、猛烈な眠気に襲われる。
だんだんと嗅覚も戻ってきて、風呂の匂いがわかってきた。
それはなんとも甘く濃厚な香りであった。
「愛しく偉大なる我が主……メリュジーヌ様」
「おやすみなさいませ」
またもや意識が沈んでいく。
これは夢だったのだ……おそらく。
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