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終末異世界は聖戦中。  作者: とあるフリーBGMに影響を受けた誰かさん
プロローグ
6/49

後の時代に語られる聖戦IV(裏)

文字どうり(裏)のお話です。見るかどうかは、、、貴方次第です。

〜召喚陣周辺〜簡易テントの中

「団長失礼します、実は話しがあるのですが、、、」

「防音結界は張っておる、何を話そうとバレはせんよ、で、なんの様じゃ?

「団長、迎えの馬車を呼びますが、、奴らにも最上級の馬車に乗らせるのですか?」

「ん、何を言っているのかね、もちろん異世界からわざわざ来てくださったのだ。全員に最上級の馬車を送ってやれ、「分かりました、でh」「待て、話しは終わっとらん、全勇者22名の内、()()()()様は11名、他の11名は()()として丁寧に()()()()()()と城からの使者に伝えるのじゃ、分かったかのぅ?分かったら早く伝えに行けェ!」

「それは、、、は、はい分かりました」

ルーデスは少し顔を歪ませると黙ってテントから出て行った。


「ルーデス、、ワシだってこんな事をする為に団長の座に着いたわけじゃ無いんだがノォ」

簡易テントの中で景色が歪む。空間にヒビが入り、、、

マジクは顔を歪ませ、胸を押さえた。「ゴフッ、、のぉ、あの馬鹿弟子だけは見逃しt[禁断魔法 (デス)]

それがマジクの最後の言葉となった。

「まさか本当に成功させるとは、、面倒な事をしてくれたな大魔導追求団団長マジクよ。この情報が伝われば各国は我先にと勇者召喚を始めるだろう、、貴様は今まで役に立っていたから見逃してやったと言うのに、」

「 我らが神よ、冒涜を、死者の誇りを踏み躙る冒涜を、従属を、死者の意思を縛り従わせる従属を、この唾棄すべき行いを呪いたまえ、さあ死者よ、汝は名状しがたいモノとして我に仕えよ、我を怨み屈辱の中で従うがいい!」

<深淵禁断魔法 第八魔導陣[『「完全支配の死者冒涜」』]>

すると死んだはずのマジクの体が動き始める。死体の周りからどす黒くグニュグニュと動く何かが溢れ出し、彼の体に入り込んでいく。全身の穴という穴から見るだけで嫌悪感を抱く細長く蠢く何かが入り込む。穴が空いた心臓は塞がり、目が少し黒く染まる。額に薄く印の様なモノが浮かび上がったかと思うとすぐに消えた。やがて生きていた頃のマジクと変わらない、死んだことがなかったかの様な状態へとなった。口から吹き出した血の跡も消えている。


「、、、はっ?貴様いったいワシに何を⁉︎」

「なんだその口の利き方は?私は『ご主人』だろう?」

『ご主人』その言葉を聞いたマジクの目が虚ろになる。

「はい、、それで何の様ですかな、ご主人様よ」

「ふむ、まあ及第点といったところか、儀式の準備もなしにここまで出来たならまあいい方だろう。まあいい、マジクよ、貴様には-----」


「ハッ、ワシはいったい何を、、、」

何か恐ろしい事があった気がする、ただその事が思い出せない、いや、思い出してはいけない。

なんだいったい何を(考えるな) 覚えていない事を考えても仕方あるまい。そう思い考えるのをやめる。そういえばそろそろルーデスが馬車を用意し終えた時間じゃろう、ワシもあちらに行かねばなるまい。

そう思いワシはテントを後にした。


「マジク様⁉︎ご無事でしたか!」

「何じゃルーデス?ワシがどうした?」

「い、いえご無事なら何よりです、それよりも馬車の用意が出来ましたので勇者様方をお呼びしますね。」

「ふむ、いやワシも行こう、何やら騒がしいしのぅ」

「はい!」


マジク様がご無事で良かったぁ〜、、でもなぜマジク様はあの時、怒鳴ってまで私を外に出させたのか、?

まあ考えても仕方あるまい。


胸騒ぎを無視して、ルーデスは今の幸せな時間を謳歌する。

後に起こる惨劇に絶望する事になろうとも、、、

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