番外編 IFストーリー:師匠と若い兵
テスト、、疲れる、、
頭、、疲れる、、、漢字、間違えてても許してね、、、
ゴフゥ、、、
主人公が現れなかったらのお話。
〜魔の森対策本部〜
暖かな日差しを浴びながら、空を能天気に眺めていた。
今日も魔の森対策本部は平和だ。
そんな中、先輩のカイトさんが話しかけてくる。
「おーい。何やってんだぁ?」
少し笑いながら
「あははは、いや、いい天気だなぁって」
カイトさんから聞いてきたのに興味なさげだ。
「えーと、何か用ですか?今日は何の予定もなかったと思いますが、、、?」
「ああ、師匠がお前を呼んでたぞ。何でも怪しい馬車を発見したって言ってた。見にいくから一緒について来いってさ」
なんだよ怪しい馬車って、、、少し呆れながらも師匠からの頼みだと思い素直に急いで行くことにした。
「で、これがその馬車ですか、、、」
その怪しい馬車とやらがある場所に行ってみると、何やら車輪が壊れているようだ。
また周囲には冒険者らしき人が四人、魔術士らしき人が一人、商人らしき人が一人いる。
師匠が話しかける。結構冒険者たちの顔怖いのに勇気あるなぁ。
「やあ。わしはライツ・グランツと言う。何かお困りかね?」
商人らしき男は何やらあわてている。
「ゲッ、、あ、いや少し車輪が外れてしまいましてな、直すのに時間がかかっているだけですよ。わざわざ騎士様がこんなところまでに来なくても大丈夫ですよ。」
師匠は笑顔で返事を返す。
「ほう、そうか、そうか。それは良かった。ところで、、、単刀直入に言おう。馬車の中身は何だ?」
「え、あ、ああなぁに、ただの食料ですよ。しかし保存方法が他の物と違いましてね。馬車の中をお見せすることは出来ません。あ、あははは、、、」
「そうか、、、まあそれなら良い。帰るとしよ、ヲッッ」
商人が安心して、隙を見せた瞬間。師匠は馬車の入り口に一瞬で移動し、掛けられていた布を勢いよく捲る。
『「なッッ」』
まさか礼儀を重んじる騎士がこんな不意打ちをするとは思っていなかったのだろう。
誰が見ても分かるくらいに冒険者と商人は慌てるが、、、
「ちっ、本当に食料じゃったか。」
汗をダラダラ流しながら商人は少し怒りつつ
「ほ、ほら、食料を入れてるって言ったじゃないですか。あ、あははは、、、」
「これは、、すまんのう。最近奴隷を非合法に取り引きする輩が多くて警戒しとったんじゃ。お詫びにこれで許してくれんかのぅ?」
師匠は大量にお金が詰まった小袋を渡す。
「って、師匠!そこまでしなくても!」
「いや、ここまでやって間違いだったんじゃ。ちゃんと謝罪はしないといけん」
悔しいが正論だ。これ以上僕は何も言えなかった。
商人たちは喜びながら去っていくのだった。
「これで合ってたのかなぁ、、、」
あからさまに怪しい商人たちだったがどうやら冤罪だったらしい。人を見た目で判断するのはいけないのかなぁと思いつつ、去っていく馬車を見ていると。
「ふむ、やはりのぉ、、、小型魔法陣[起動:範囲指定 馬車外部]」
「え?」
師匠が何故か魔法陣を起動させると、
ドッッカアアアアァァァァッッッッッンンンンンンン
あの商人たちが乗っていた馬車が爆発したのだった。
「ええええええぇぇぇ????」
何やってんの師匠ォォォォォ?????