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終末異世界は聖戦中。  作者: とあるフリーBGMに影響を受けた誰かさん
蘇った勇者達と聖戦の始まり
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闇堕ち!ブラコン?やり過ぎた⁉︎

明日テストなので早めに投稿しときます。

次は何書こうかなぁ(*´∀`*)


時間差、、はまだしも攻撃していないのに攻撃当たるってどういうことだ、、


 ズンッッッッッ ゴッフゥ!


急に腹を殴られたかのような痛みが走る。

あーなるほどこういうことか身をもって教えてくれてありがとう、、、クソ痛いけど、、

時間差攻撃は役に立つ時と立たない時があるだろうけど結構優秀じゃないか?

是非とも味方にしたい。そうと決まれば、、、


「少女闇堕ち計画実行ダァ!!!」


先ほど首と頭をくっつける際に体の中に入れておいた寄生型深淵生物くん、、、寄生生物の英語『パラサイト』からとってパラトくんでいっか。パラトくんを脳に送り、少し記憶をいじってもらう。ついでに少しの間素直になってもらおう。

さて、準備完了!後は起きるのを待つだけだ!



う、、うぁ、、、?

何だろう、大事な何かを忘れている気が、、、

「おね[お兄ちゃん]、、、そうだ、おにいちゃんは、、、?」

「はーい!お兄ちゃんだよー!」

『お兄ちゃん』そう名乗った男の子は、何処か見覚えのあるような、ないような、そんな感じだった。

少し、疑いながら、


「おにい、、ちゃん?ほんと、、に?」


そう質問する。

「あぁ!もちろん!一緒にお気に入りの「竜騎士と悪魔」の本を読んだり、病気の母さんを看病したり、一緒に風呂入ったり寝たりもしただろう?」

他の記憶はあまり思い出せないが、確かに誰かとかーさんを看病したり、絵本を読んで貰ったりした記憶ははっきりと思い出せた。お気に入りの絵本が「竜騎士と悪魔」なのも合っている。


「おにいちゃん、、おにーちゃぁぁん!!!」


本物もお兄ちゃんだと確信してお兄ちゃんに抱きつく。ぬくもりはないが、ひんやりしてて気持ちい。

「そう、お兄ちゃん、だよ、[お兄ちゃんしか知らない事を知っているから本物のお兄ちゃんだよ]」

お兄ちゃんは何か良かったことがあったのか、満面の笑みを浮かべてる。

「うん!おにーちゃん!えへへへ」

お兄ちゃんの笑ってる顔を見てるとこっちもつい笑ってしまう。


ただそんなお兄ちゃんの顔が急に悲しみに満ちたものになる。

「どーしたの、おにいちゃん⁉︎かなしいことがあったの?」


心配になり急いで何があったのかを聞く。お兄ちゃん悲しませたりする奴は許さない!


「ああ、それがね、酷いことにお兄ちゃんを名乗ってさっきまでイリスを騙そうとしてた悪い奴がいるんだ。そいつにこんな怪我を負わせられてね。」


そう言いお兄ちゃんが袖をまくると爪で引っ掻いたかのような傷跡があった。血も少し出ている。

[愛するお兄ちゃんにこんな酷い事をする奴は殺してもいい]

「おにーちゃん!おにーちゃんに誰がそんな事を!絶対許さない!殺してやる!」

「お兄ちゃんはそこまで怪我してないから、、、そこまでしなくていいよ、、、」

「でも誰がしたの?」


お兄ちゃんは一瞬、縄で縛られた男の子の方を見て、すぐに逸らす。

あいつか。あいつがお兄ちゃんを!!!


お兄ちゃんに酷い事をした奴に仕返しをするために、近づいていく。

男の子は「んんんーーーんんん、んんーーーーー」口を縄で縛られているせいか何かを叫びながら涙を流している。

「おにーちゃんに酷い事をする奴なんて、、、死んじゃえ!」


光魔法で、攻撃をし始めるのだった。




うわぁー、、、おそらく存在が消された姉の代わりに生み出された本物の『お兄ちゃん』。

それが実の妹によって、拷問にも近いやり方で現在進行形で殺されている。

あの妹、イリスが持っている攻撃手段は殴る、蹴る、武器を使う、魔法を使うだ。

まあそのうち殴る、蹴る、武器を使うは歳と筋力の影響で使えないので残された選択肢は魔法しかないのだが、、、


さすが光の魔法と言うべきか、対魔系の魔法で、攻撃力もそこまでなく、善良なる市民?だったあの『お兄ちゃん』にはあまりダメージを与えられていない。

だが、逆に考えれば()()はダメージを与えられるのだ。他の手段がないイリスはもちろんそのまま魔法を使う。

イリスのMPは50と年齢に比べて相当な量であり、また光魔法もコスパが高い。なので『お兄ちゃん』が死ぬか死なないかくらいまでHPを削れてしまい、ほぼ拷問に近い殺し方となってしまった。


返り血で血まみれになりながら満面の笑みで

「おにーちゃんの仇とったよー!ほめてほめてー!!」

と言ってくるイリスを見ながら少しやり過ぎたかなぁと思いつつも褒めながら頭を撫でてやるのだった。


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