少女と呪いと爆破オチ?
、、、、「え?」
「どーしたのおねーちゃん?」
妹が心配そうにこちらを見てくる。慌てて誤魔化す。
「あ、ううん。なんでもないよ。ほら、大丈夫!」
少し歪な、笑顔を作る。
「、、うん。」
しばらくすると妹は静かになる。どうやら眠ったようだ。今外はどうなって、、、
「なんなんだよ、こいつ!誰か助けギャアアアァァァ!!!」
「アニキぃ!待っててくださいあっしがって、来るなぁこっちに来るな、、、、あ、ぁ、、グフゥ」
「テメェ!そんな戦い方で恥ずかしくないのかァ!仲間を返せ!」
「うーん。あ!わかった返すよ?」
嫌な予感がする。妹の耳を急いで塞ぐ。すると ブァッシュッッッッッ ビチャビタビタビタ
何がが破裂し飛び散ったような音がする。馬車の中まで血の匂いがし始める。他に捕まえられていた奴隷達が泣き始める。みんな幼い子ばかりだ。無理もないだろう。
「さぁってあの魔術士も殺ったし、何が入ってるのかなぁ!」
最初にここ何処ぉなどと叫んでいた男の嬉しそうな声が近くなる。
いや、いや、誰か、神様!どうか妹の命だけでも、、、そう願ったが、叶うことはなさそうだ。
私の心臓から黒い触手のようなものが生えていた。
「あ、、ぁ、、、」
妹は起きてしまったようだ。
「お*ちゃ**、おねえ**********!!!」叫び声が、聞こえる気がする、、、そして、私の意識は、、、
〜奴隷商の馬車 周辺〜
あー大変だった。
「まさかこんなとこで殺されるとは、、、」
そう、俺はここ何処ォォォォォ???と叫んでいただけなのに突然奇襲を受けたのだ。
一回目では魔術士以外を殺すことに成功したが、最後の魔術士の抵抗で死んでしまった。
なので今回は一回叫び、こちらに気づかせ、注意を向けさせたところで魔術士に魔法で奇襲をかけ暗殺。
その後に他の奴らを皆殺しにしたのだが、、、
どーしたもんかねこれ、、、
目の前にはつい殺っちゃった少女とそれに抱きつきながら泣きまくっているさらに幼い子がいた。
他の奴隷は何故か発狂して死んでいた。
「うーんほんとこれどうし」ふと、少女の首を見る。首に嵌めてある首輪がこれでもかってくらい光っていた。
「あ、これやばい 」
ドカアアアアァァァァァァァァァァンンンンンンンン
[条件********を満たせませんでした。****の存在がなかったことになります。カルマ値の減少と呪いの習得を引き換えに[無限の選択肢]を発動します。]
「、、、、まーたここからかよォォォォォ!!!!」
ここ何処ぉぉぉ???と叫んでいた時に戻っていた。せっかく苦労して倒したのに、、、
やり直し前に何かの条件を満たせなかったことに疑問を抱きつつ同じ方法で襲いかかってくる脅威を始末したのだった。
後、何故呪いを習得したのだろうか?不思議だ。特に何もしてない気がするのだが、、、