老聖騎士との死闘(主に盗賊)
ねむぃぃ、、、
誤字あっても許してね、、、
目の前には奴に聞いた、老聖騎士が立っている。
老聖騎士は、少し疲れた様子を見せた後、周囲の魔物を一掃する。
「やぁ、ワシはラ「ライツ・グランツだろ?知ってるよ。」
ライツの警戒心が上がったようだ。まあこんなとこにいる人間が知っているとは思わなかったのだろう。
今更言わなければよかったなぁなだと思いながらライツに言い放つ。
「弟の為だ、人様の弟の為にどうか死んではくれないだろうか?」
ライツが剣を構える。
「それはそれは、、無理な相談だのぅ。ここは妥協案を探さんかの?」
俺は斧を構える。
「それは、無理な話しだなッッッッッ!!!」
一気に接近して斧を振り下ろす。奴は後ろに下がるわけでもなく危なげなくかわす。
むしろ奴の剣が目の前にッ[ガキィィィィィ]斧の刃でライツの剣を弾き飛ばす。
「くっそがぁ!ご老体は引っ込んどいてくれませんかねぇ!」
あいつは余裕そうだ。こっちはハラハラしながら命懸けで戦っていると言うのに、、、
「おお、怖い怖い。だがなぁ、お主とワシではレベル差が大きい、お主に勝ち目はないぞ?」
それどころかこっちに忠告をする余裕まであるらしい。
「さぁ?それはどうかなぁ!」
そうだろう、レベル55と74、勝ち目はゼロに等しい。そのままなら、だがな。
斧を振り上げ、またライツに接近する、振りをして斧を投げる![ゴフゥゥゥ]
風を切り裂きながらライツ目掛けて斧が飛んでいく。
「ハッ、その程度見なくてもよけ、何ッ⁉︎」
ライツが簡単に避けた斧が黒く染まったかと思うと、ブーメランのように回転しながら戻ってくる。
更にその数は二つ、四つと増えていき、更に空中だと言うのに不規則に動き、ライツ目掛けて降り注ぐ。
「グッ、クゥゥゥ⁉︎」[ギン、ギン、がキィン]
ライツの体が光り、何個かは防ぐものの、その斧の数は増え続け、降り注ぎ続ける。
ライツは素晴らしい腕前の剣術で防ぎ続けているが、時間が経てば、防げなくなるだろう。
だが、「そこまで」
そう言った途端、黒い斧が消滅する。
「な、何故止めた?貴様、情けでもかけたつもりか!」
ライツはたいそうお怒りのようだ。あっちからしたら馬鹿にしているように感じるのだろう。
こっちからしたらあれに気づかれるわけにはいかないから絶対に止めなければいけなかったのだがな。
こっちはバレないように余裕そうにしながら
「ああそうだよ!情けだ!別に俺はいつでもお前を殺せるぜ!だが、俺様は優しいからな。気が変わったこのまま回れ右して帰ってくれるなら見逃してやろう。」
ああ、そうだ昔から悪役の真似は得意だったんだ。
奴の監視がついている、これ以上は無理だろう。頼む帰ってくれ、ライツ頼む、、、
「我らが神のため、私は帰るわけにはいけない!奴を殺さなければ、、、何、だ、、?」
ああ、ダメだった。すまないライツ。お前はきっと良い奴だったんだろう。昔の俺たちのように、、、だが、さようならだ。
森の奥から地響きがなる。木々が倒され、土煙を上げながら、何かが近づいてくる。それも大勢。
俺は[転移]を唱える。転移先に指定された古びた廃墟の屋根からは、魔の森中の強力な魔物があの老聖騎士に突っ込んで行き、そしていとも簡単に踏み潰して行ったのが見えたのだった。