聖戦の始まり
次回から本編?スタートだよー
実は今までプロローグだったんだよ。驚いた?
てへ(*´∇`*)
「ハハハ、ハッハッハァァァ!逃げるなぁ!お前らは経験値になるんだァ!」
奴が、深淵が辺りを高速で移動する、その度に魔物、だったモノの悲鳴が聴こえる、、、
なんなのだ、深淵とはここまで恐ろしいモノだったのか!奴は満面の笑みをしながら、周囲の魔物を殺戮している。
「ニゲロ、皆のモノニゲt「邪魔スルナァ!」Gyaaaaa⁉︎」
他の魔物を逃がそうとした魔物が悲鳴を上げる。
なんなんだ、こうしているうちに、奴はどんどん黒くなっていく、よく見ると、奴が殺した魔物の死体が黒く染まっていき、それが奴に集まって、奴が大きくなっている。
まさか、自己増殖が出来るのか⁉︎やばいこのままでは、、いや、こいつとあの神を宿した騎士と戦わせれば!
「オイ、何考えてるんダァ¿!」
な、しまっ[ザン]
その瞬間、霊体であるはずの我の体は、真っ二つにされた。
〜城奧部〜
『「深淵がいるですって!あいつと今戦うのはマズイですね、、、仕方ない、あとは任せましたよ。私の騎士よ。」』
そう団長?が言うと、急に団長が倒れる、神秘的な羽は消え、剣は一本に戻り、光は消えている。
「はっ、わ、私は、一体何を、、、」
私は飛び起き、周りを見渡し、絶句した。
「なぜだ、なぜ、皆が死んでいる!答えろ勇者ァァァ!!!」
そこには、皆の死体と、その近くに佇む、黒く染まった勇者だったものがいた。
(聞こえますか、我が騎士よ、)
「ハッ、聖神様⁉︎」(奴に気づかれます、心の中で唱えるようにしなさい。)
ハッ、これでよろしいでしょうか?
(一度しか言いません、いいですか、アレを起動させなさい、それしか、残された手段は無いのです。)
な、アレは禁断の!(もはや首都の人は全て死にました。皇帝も死亡しているようです。だから、わかりますね。奴を倒すにはアレしかないのです、任せましたよ我が騎士よ!)
、、、わかりました。皆のためにも、死んでいった友の為にも!
アレの威力ならこの国の首都は地図から消えてしまうだろう。だが、それ以外の帝国民が助かるのなら、ここで、奴を倒す!
「運命とは斯くも残酷なものなのか。そうだろう。ユウシャァァァ!!!」
奴の喉元を狙った渾身の一撃は意図も容易く避けられる、しかしまだだ!魔力を全力で解放し、周囲に魔力波を撒き散らす。更に周りには薄く銀色に煌る魔力で満たされた。
「 神よ我らと共にかの邪悪なる者に神罰を与えよ、その力は大地を砕く、その力は空をも裂く、その力は海をも割る、ああ神よ我が最後の願いを叶えたまえ。ああ我が罪を許したまえ。森羅万象さえも滅す、神の裁きを今ここに」
<神聖禁断魔法 第八魔道陣[『「神の杖ロンギヌスの槍」』]>
その瞬間、世界は光で埋め尽くされた。世界地図から、神聖ロード帝国、首都[アリウム]が消えた瞬間だった。
この日を境に、時代は動き出す。後に第一次世界神魔聖戦と呼ばれる、戦乱の時代の幕開けだった。