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憧れのひと

旅は準備が一番楽しいとはよく言ったものだ。

私はフィリピンダイビングに関する本を2冊、ワールドガイド『フィリピン丸わかり』を1冊購入!!


事あることに萌恵ちゃんと会い『ここがいい! あそこがいい!! 』と話が尽きなかった。


ただ治安的には少し不安なフィリピン。

まず、ダイビングショップは日本人スタッフがいるショップを選んだ。

そのショップが提携や所有するリゾートホテルならば安心だろう。


あとはこの美女3人を護衛する衛兵が必要だ。


「桃さん、そんなの決まっているじゃないですか! そのために彼を招いたのでしょ? 」


そう、体格の良い竹内君ならば安心だ。


楽しいひと月半は瞬く間に過ぎていく。


=====


—カラン


「こんばんは、詩織さ..!! 」


突然、その腕は強く私を抱きしめた。


「お疲れ様、桃.. ちゃん」


その声は泣き声にくぐもっていた。


旅行出発前の前日、11月25日。

この日をもって私の無給奉仕は終了。


その挨拶にショップVisitに立ち寄ったのだ。


「本当に1年よく頑張ったね。桃ちゃんのがんばり、忘れないよ。いなくなるなんて寂しくて.. 」


本当にいろいろあった..


沖縄に潜るためオープンウォーターをとり、アドバンスでいろいろなダイビングを知り、レスキューでは潜れなくなったこともあった.. そうだイルカに合わせてくれたのは詩織さんだ。そしてダイブマスターではスキルを鍛えてくれて、そしてインストラクターになった。


いつも支えてくれたのは詩織さんだ。


インストラクターになった一番の理由はいろいろな人にダイビングを楽しんでもらいたいって思ったからだ。



そうだ、私にとってインストラクターとして憧れのひと、それは詩織さんだ。



「詩織さん! 何言っているんですか! 海に行きます! ショップVisitが私を必要としてくれるなら、私はいつでも海に行きます! だから私の席をなくさないでくださいね! 」


私は涙と一緒に鼻水が垂れてしまった。


「桃ちゃん! 旅行楽しんできてね! いってらっしゃい! 」


私が店を出ると詩織さんと悟志さんは手を振り続けてくれた。


私は幸運だ。

こんな素敵なお店に巡り合えて。

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