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グローブの穴

季節はもう夏、7月に入ろうとしています。

空の入道雲が『さあ! 夏だ! 』って感じになります。


『6カ月の安静』をお医者さんから厳しく言われ続けていたVisitの悟志さんもダイビング活動の許可が降りたそうです。


『ダイブマスター講習料金の取引』とはいえお店と詩織さんを支えてくれた事へのお礼の言葉と、私が持っているものよりもかなり高級感のあるグローブを悟志さんからいただきました♪


私のグローブ、実はもう穴が空いているんです。


悟志さんはそれに気づいてくれていたみたいです。

とってもうれしかった♪

ありがとうございます!!


「これで私はVisitには必要ないですね.. あとはサウザーダイビングのスタッフとして残りを過ごすのかぁ.. 」


「 ..桃ちゃん。片岡のところはきつい? もしかして何かあった? 嫌ならもう行くことないよ。もともと君はうちの生徒だったんだから」


「あ、すいません。そういうことじゃないんです」


「桃ちゃんはうちのスタッフだよ。うちから派遣できるときに片岡のところに手伝いにいってもらう事になっているから。ただ、片岡のところもこの夏は君の助けを期待して予定を組んでいるだろうから、しばらくがんばってもらえないかな? 」


「はい。じゃ、もしきつくなったらVisitに避難しに来ますね」


おどけてごまかした。


そうだ。私は忘れていた。

この提案を出したのは私だった。


もう少しがんばってみよう。

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