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お金が無いです (1)

やって来ました、王都ー!

このノリでやっていったらレービュルト王国に着くまでもたなそうです。やめましょう。


一人で王都に来たのは初めてですね。なんだか新鮮です。

自由、って感じですね。

見張られているから、ここらでゆっくりする訳にはいきません。

私は、回送馬車について書かれている看板を見ます。

レービュルト王国に行くには、約2日はかかります。2回は宿に泊まらなくてはいけませんね。

そして、気になるお値段。

なんと、金貨2枚。

それも、レービュルト王国の一個手前のソクボ村までです。


ここで、お金について説明をします。

銅貨1枚で100円、銀貨1枚で1000円、金貨1枚で1万円。上金貨というものもあるのですが、それはなんと1枚で100万円もします。

簡単でしょう?


ちなみに私の手持ち金、金貨2枚と銀貨1枚、銅貨3枚。

1泊で約銀貨1枚。

あらら。私、1泊分しかお金を持っていません。

野宿決定ですね。


馬車に乗ろうとしたが、お腹が空きました。

近くの出店に、美味しそうな焼き鳥が売っていたので、買いました。銅貨3枚で。


残り手持ち金、金貨2枚、銀貨1枚。




馬車の中でもぐもぐ焼き鳥を食べながら外を見る。

いい景色ですね。

何故お金がこれだけだったと思いますか?

侍女のお仕事の給料が少ないわけではありません。1ヶ月で金貨1枚。素晴らしい。

だけど私のお気に入りのローブ。最近購入したこれが、3年働いてやっと買えるくらいのお値段だったので。

私、とても後悔しています。

あの時は、ずっと働けると思っていましたし、こんな目に会うとは思ってもいませんでした。


まあいいです。後悔しても遅いのですから。

このローブ、気に入ってますし。


………………。

…………野宿ですか。

自業自得というやつですね。



読んでくださり、ありがとうございます!

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