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超絶加速の魔装機龍  作者: 諸星 乱
入学編
1/6

プロローグ

 こらからこのお話にお付き合いお願いします。

「なんだこれは。」


 そう叫んだ男は辺りに居た仲間を呼び目の前の物を指さす。

 それは高さ15mは有る、黒水晶の像だった。


 「取り敢えずリーダーに報告だ。」


 見つけた男がそう言い無線機を取り出し通話を開始する。

 男が通話している間に他の男が黒水晶に触れると、像が光だしもの凄い音を立てて浮上し始める。


「なにが起きている。」


 通話の途中だった男がそう言い振り返ると漆黒の皮膚で身を包む怪物が居た。


「うわぁぁぁぁぁぁ。」


 そう言い男は怪物に貪られる。


 その日から世界その物が変化した。

 世界各地に迷宮(ダンジョン)と呼ばれる塔が無数に出現した事。

 その迷宮から無数の怪物である魔獣(まじゅう)が現れた事。

 そして、人類に魔法と呼ばれる力が目覚めた事。


 そして人々はその日の事をこう言う・・・・・崩壊の始まり(ゼロクライシス)と。






【数年後】


「なんだ…こいつ……」


 一人の少年はそう言い森の中を走っていた。

 ただ森の中を走っているのならいいが、少年の後ろからもの凄い轟音と共に荒れ狂う魔獣が追いかけていた。


「ハッ…ハッ…」


 少年は息を切らしながらも足を止めずに走り続ける、出ないと後ろの魔獣に殺されると理解していたからだ。

 だから少年は走り続ける、しかし体力的に少年は限界を迎えたいた。


「ウワッ」


 少年は短く叫び木の根に躓き転ぶ。

 少年は足を挫き座り込む、しかし魔獣は迫りくる、やがて異形の姿が現れると少年は目を強く瞑る、自身の短い人生の終わりと思い涙を見せる。

 しかし、少年の体には何も起きなかった。


「え…。」


 少年はゆっくりと目を開けると目の前には魔獣を抑え込んでいる銀色の機械の龍が居た。


 それが少年―――藤宮(ふじみや) 章斗(あきと)魔装機龍(まそうきりゅう)の初めての出会いだった。

 読んでいただきありがとうございます。

 次回から本編に入ります。

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