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枕の下に 希望の上に(8)

雲中ボット

内在する能力を

探し過ぎて

外在する事柄を

見落としている

訳のわからぬ事を言って

効率化と閉じる

ヘリウムガスを

吸い込んで出来た

その声色は

外来種のような異物で

哲学者と肩を並べている

物差しであって

本質では無いのだ

一様にさらけ出した世界は

一体どうなるのか

欲望なのか

怠惰なのか

効率化を叫ぶなら

人工知能の方が効率的だ

失われていく物の代わりを

彼等は

見つけてくれるらしい

人口は減少するから

なんて言ってくれるなよ

それはある意味で

道が決められているような物だ




風任せ 人任せ 運任せ

旗の下に集まって

率いて行く気の無い話

皆で変えようの皆は

既に居ないのかもしれない

新しい物に走り出し

新しい物に裏切られ

それでもめげないのを

孤軍奮闘と言うのだろう

立ち枯れた木々のように

人間に正しさは無い




確定も明確も明瞭も

作り出してこそ

初めてそうなる

というよりも

作り出さなければ

いけなかった

欲しかったのだろう

人間は

それが欲しかったのだ

常に新しさを求め

それを糧に生きてきた

正しさを作れないと悟った人間の

唯一の楽しみであり

生きていく意味だったのだ

そして

今度はそれに

取り殺されそうになっている

人間事態が諸行無常である


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