表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フリントの意思 ーもう1人の英雄ー  作者: けんぴ
1章 ドリュー解放 1つ目の英雄譚
14/37

14話 帰還

短めですすいません!!!!!!

「サモンさん、魔王の討伐、手伝わせてください。」


コミュさんからの急な申し出だった。魔獣をどのくらい自由にできるのかサモンにはわからなかったが、コミュさんを連れていくつもりはなかった。カンナとともにこの地でゆっくり過ごしてもらうつもりであった。何故ならコミュさんはヒトへの擬態が出来た。先ほどステータスの確認をさせてもらうと


名前:コミュ・ドリュッケン 年齢:? lv 80

クラス:エンジェル スキル:エンジェルブレス

HP 10000

PW 10000

DEF 10000

INT 10000

SPD 10000

SPI 10000

属性:聖


最早よくわからない存在だった。恐らく住人には彼女の存在の恐ろしさが図れない。それほどに常識離れしていた。彼女曰く、魔王が遊びで能力を引き上げていたそうだ。本当に胸糞悪い性格をしている。そして何の意図でそうしたのか分からないが、擬態の能力を付与し、元の姿になることも出来た。カンナはそれを知ってすごく嬉しそうにしていた。


「…コミュさん、ケントさんもカンナもあなたの帰りを待っていました。僕は出来ればあなたにこの村に残り、家族で幸せに暮らしてほしい。」


正直な気持ちだった。確かにコミュさんの気持ちは嬉しい。これほどの戦力が入るなら、今後の戦闘に余裕ができるだろう。だがケントさんと一緒に過ごしてほしかった。


「…なら、村に戻ってからもう一度話しましょう。サモンさん。」


俺たちは転送印を使用し、ドリューへと帰還した。帰還すると村長とケントさんが駆けつけてきてケントさんはカンナとコミュを抱きしめて号泣していた。村長は俺に膝をつきながら礼を述べていた。


「サモン・フリント殿、此度の貴殿の働きはこのドリューに平和をもたらした。この村全ての住民を代表して、感謝を。」


「や、やめてください。俺は俺の目的があってのことです。それに大切なのはこれからですから、ガイムさん、ぜひドリューを素晴らしい村にしてください。」


「心得たぞ、それにしても…はっはっは!こいつ!本当にやりおった…そのうえ、コミュまで連れて帰ってきてくれた。まさに、英雄だ。」


「そんなものではありませんよ。俺は騎士フリントの息子サモンです。」


「っはっはっは!謙虚な奴だ。今宵はゆっくり休め!我が村の英雄よ!」


違うって言ってるのに、まあ、いいか。とりあえずユウカさんの家に戻ろう。猛烈に眠いや。


「サ…サモン!こ…今晩はうちに泊まって!その…お母さんのこともあるし…」


カンナからの申し出、先ほどサモンはすでにスキル確認し、エンガイムと調べてコミュは魂にカンナとサモンを刻んでいたため、カンナといればサモンと離れていても大丈夫だと分かっていた。魂に刻まれているカンナ要するに、生んだとき、カンナを体内に宿したために存在が刻まれたということだった。


「コミュさんのことなら大丈夫だよ。それに家族水入らずを邪魔したくないから。」


サモンは断ったが、コミュさんもカンナにのっかてきた。


「いいえ、サモンさん、私も賛成です。泊まりに来てください。」


泊まることになった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ