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第五十〇話『クナイ』

「あ、ついたね。入ろう!」

カニの話をしていたら、道具屋さんについた。


「こんにちわ〜」

僕らはドアを開けて都会の道具屋さんに入った。


僕らが道具屋さんに入るとそこには、前の街とは比較にならないほどのアイテムが並んでいた。

「ひろっ!!」

そう、かなり広い。ここならなんでもあるのだろうか。


「どう?」と僕が聞くと

「いい」と言うキョウちゃん。どんどん確認していく。


「ゆっくり見てていいから、終わったら呼んでね」

「わかった」

キョウちゃんのガチのショッピングタイムタイムが始まったので、邪魔にならないように僕は面白いものでも探すことにした。


「おみやげになるような物があればいいけどな〜」

と言いながらいろいろ手にとって見てみる。


「日曜大工用のハンマーだ。」

便利だろうけど、これを持ち歩いてたら大変そうだ。でもネットが使えるから、日曜大工をやって、一儲けするみたいなことはありかもな〜。


魔王ちゃんを倒したら、家でも買って、そういうのをやるってのも楽しそうだ。スローライフ、いま流行ってるしね。


「わりと、日曜大工っぽいアイテムはたくさんあるなぁ、やすりにニッパーにペンチ。電池系とモーター系がないだけか。」とはいうものの近代文明はほぼそこに依存しているので、やはり元いた文明とはかなり違う。そして、一番違うのはモニターだよなぁ。さすがにそれは自作できない。


「だいたい買った」

とキョウちゃんが、たっぷりかいものして、満面の笑みだった。

「いいもの買えた?」と僕が聞く。

「たくさん買えた」とにっこり笑顔だった。


「おもしろいものある?」

とキョウちゃんが聞いてきたので


「おもしろいのがあったんだ。これ」

「これはなに??鍵??」

キョウちゃんが黒く固い三角錐に取っ手がついたものを取り出した。そうこれは日本に古来から伝わる武器。


「クナイだ」

と僕が言う。


「どう使うの??」


「これは僕がいた世界のむかしの人。忍者という人たちが使っていた武器。キョウちゃんが得意な投げナイフと一緒」

と説明する。


「そしてこれが手裏剣」

刃が4つのタイプの正統派の手裏剣を取り出した。


「かっこいい」

「うん、こう、なげて使うんだ」

と手裏剣をもっていない方の腕で投げるジェスチャーをする。


「クナイと手裏剣って用途違うのかな」と気になったので僕は検索した。


「クナイ 壁を登ったり、壁や地面に穴を掘るスコップとして使われた」と驚きの情報が書いてあった。ただの投げナイフじゃなくて、スーパー便利ツールだった。


「あ、そうなんだ。武器だけじゃないんだ。それは便利かも」と僕は思いピーンと来た。


「これ買ってあげるよ。投げナイフがなくなった時に使えるし柄の部分が輪っかになってるから引っ掛けられるし、取り出しやすいよ。あくまで、サブとしてだけど」と僕が言う。

ささっと買って来て、キョウちゃんにあげる。


「うれしい」と大事そうにもっていた。


大体買い物を終えたのでホテルに戻ることにしよう。


「さて、そろそろ戻って作戦会議だ!」

「うん」

僕らは買い物を終えて次の出発に備えた。

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