表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

35/106

第三十五話『ビッグアリゲーター』

「じゃあ、そろそろ行きますか。洞窟後半戦スタート!!」

カナデがゆっくり立ち上がってみんなに言った。「行こ〜」と右腕を振り上げている。


「次は何が出てくるかなぁ、どうやら、この洞窟は『ビッグアニマル』が出てくるという仮説は正解みたいだけど」

と僕が、次の動物、じゃなかったモンスターを推測する。サソリ、蟹、と来ている。どれもかなり強かった。次もちゃんと勝てるか心配だ。


「この洞窟、水があるのがすごく気になるんだよなぁ、水中と陸上を行き来して、最強と言えば・・・あの爬虫類なんですけど、そもそもかなりビッグだよ、あの動物は」と僕は、緑で牙のある水生生物最強のアニマルを思い浮かべていた。そもそものサイズでも、大きな口で、人をパクリといってしまう、あの最強の・・・。


と、そこまで思ったところでモンスターが現れた。

「でたわ!ビッグアリゲーターよ!」カナデがみんなに注意する。


「ですよねー」

と、僕の推測がぴったり当たったので、笑うしかない。

普通のワニと対峙したって勝てるかかなり怪しいよな・・・。


「やっぱ次のビッグアニマルは『ワニ』か。もともと相当でかいよ、ワニ!」

と、いいながら改めて、しっかりと『ビッグアリゲーター』を確認する僕。ヤバイ。ヤバイとしか言いようが無い。


「うわ!!でか!!もうドラゴンじゃんこんなの!!」

と『ビッグアリゲーター』について文句ばかり言ってみる僕。ほとんどドラゴンのそのモンスターは『ワニ』だった。


「そもそも、『アリゲーター』と『クロコダイル』って何が違うの??クロコダイルの方が名前がかっこいいけど何が違うんだろ・・・検索するかぁ」

と検索を始める僕。


「ワニ」で検索する。

「ワニ - アリゲーター科、クロコダイル科、ガビアル科の3科に分けられる」

と基本情報を読み上げる僕。


「ああ、三種類にわけられるのね。画像がある、見よう。ガビアル科は口が細いんだ、これだけはっきりと違う。しかし、クロコダイル科とアリゲーター科は僕には違いはわからないな、よしわからないから、アリゲーター科ということでこのモンスターの名前『ビッグアリゲーター』で継続で!」と敵の呼称が決定した。


「水の中なら最強かもしれないけど、陸上ならゆっくりでしょ!かかってきなさい」

と言うカナデ、『ビッグアリゲーター』を挑発する。


「いや・・・僕もそう思ってたけど・・・短距離なら走れるらしい!!」

と、ちょうど読んでいたところに書いてあった情報を叫ぶ!


全速力で走ってくる、『ビッグアリゲーター』に反撃が間に合わないカナデ。

「うああぁぁぁあ!」叫ぶカナデ。


その瞬間。

シュッとナイフが『ビッグアリゲーター』の目に命中する。暴れる『ビッグアリゲーター』。そう、キョウちゃんの投げナイフが直撃した。そう、ドラゴンの目にも直撃させたことがある、キョウちゃんの投げナイフだった。


「ナイス、キョウちゃん!」

ビシッと親指をたてて、伝える僕。


「みんな下がって!」キョウちゃんがそう言った。

そう、戦闘は続いている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ