ギルド
お、あれかな?…っていうかあれだね。外見そのまんまじゃん…名前もショータだし…
「おーい!ショータ!」
「ん?おぉ!お前雪か!?」
「本名を叫ぶな馬鹿!今はスノーだ!」
「ほー…どっからどうみても男だ…最近のテクノロジーは凄いな…」
「ところでさ。これから何すればいいのかな?俺チュートリアル飛ばしちゃったからわかんないんだよ」
「一人称も帰るのか、徹底してるな。…すまん。俺も飛ばしたから分からん。」
…2人とも飛ばすとは予想外…
「じゃあ仕方ないな!取り敢えず町っぽい所行ってみるか?」
「そうだな…」
町でクエストみたいなの受ければいいんじゃないかなぁ…僕のゲームの経験上…
などと考えていると、横から女の人の声が聞こえてきた。
「あ、あの!もしよければ私のギルド『ドリーム』に入ってもらえませんか!?」
・・・・・
とりあえずこの人のプロフィールをチェック。名前はユミさんで…年齢は15…性別は女…
所属ギルドは『ドリーム』ギルドマスター…か…
「おい、ショータ。ギルドってなんだと思う?」
「知るわけないだろ…」
仕方ない。僕がアメリカ式コミュニケーション術を見せてやろう!
「やぁ。美しいお嬢さん。こんな美しい人に声をかけて貰えて俺は幸せものだなぁ」
「え…?あ、あの…」
「それで、ギルドだっけ?それに入ると何ができるのか教えてくれないかい?」
「あ、はい…ギルドに所属すると、マイページのギルドからギルドに移動することができて、ギルド内では仮想の食べ物等を楽しむ事ができたり、他のギルメンさん達と話をしたりすることができます。後、たまに運営からイベントなんかもあって…ギルドに入っているとそれに参加できます。」
ふむふむ。なんとなく分かった。
「ありがとうお嬢さん。美しくて親切だなんて貴女は本当に素晴らしい女性だ。ちょっと待っててくれるかい?」
「は、はい…(話しかける人…間違えたかなぁ…?)」
「…だそうだ、ショータよ。どうする?」
「だそうだ、じゃねぇよ!なんだ今の話し方!完全に変質者だったぞ!?」
「アメリカのチャラい人ってこんな感じじゃないか?」
「普通に接すればいいだろ…ギルド、面白そうじゃないか。入ろうぜ、折角誘ってもらったんだしな。」
「分かった。」
「お嬢さん。決めたz「だからその喋り方辞めろっての!」
ゴンッ!
「痛いっ!?」
「すいませんね。ユミさん…悪い奴じゃないんですが、ちょっと調子に乗る癖がありまして…」
「あ、はい、大丈夫です。」
「それで、貴女のギルドに入りたいのですが、いいですか?」
「ありがとうございます!そちらの方もですか?」
「俺も入ります…スノーです。よろしく。」
「俺はショータです。よろしくです」
「私はユミです!よろしくお願いします!」
【ギルド『ドリーム』に所属しました。】
「お前…マジであの喋り方はやめとけ…」
「嫌だ!ゲームの世界でくらいこういうことしたい!」
「はぁ…嫌われない程度にしろよ…?」
「分かった分かった…」
さて、一回ギルドに行って見ますか…
「おお…すげ〜」
「確かに凄いな…」
「あ、どうも!こんにちわ!」
「あ、ユミさん。こんにちは」
「あれ?他にギルメンはいないんですか?」
「はい…だから入ってくれて嬉しかったです!」
「可愛いお嬢さんの頼みを断る訳ないじゃないか…なぁ?」
「まぁな…」
「(どうしよう…スノーさんのキャラが掴めないよ…)」
無事ギルドにも所属できたし、どんどん進めて行こう!
スノーは某筋肉映画の小銭男を参考にして下さい。