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体が砕けても魂までは砕けない

三日後・・・

「余暇を楽しく過ごせていただけましたか?」

「ただぼーとしてただけだ。他にやることもないし、やる気も起きん」

「おや、では来世では嫌という程働いてもらいますかね。最高級になる為にはそれ相応の働きが必要ですからね」

「はは、お手柔らかに・・・」

早朝早くからまだ生きているにもかかわらず死装束を着せられている。

まぁどうせここで消える命だ。惜しくはない。

「やっぱり・・・行くの?」

桃花が心配そうに見つめる。

「心配すんな。来世ってやつでもまた会えるよ。俺もそれを願うし、そう思ってくれると嬉しいな」

その思いに偽りなどなくまた偽りにもしたくないと約束する。


体が炎に包まれる。体ひとつひとつの細胞が消えて砕け、散り散りになっていく。自分という概念だけは無くさないように祈る。俺がすべきことはただそれだけでいい。

苦しみに満ちた人生を送るとしてもいい。俺は存在を選んだ。そうすることで償えるのなら迷わずそうする。

俺が存在する限り罪は消えない。けど、その罪を償うのもまた自分でありやり遂げたいことだ。

「勝利、進みなさい。たとえ体が砕けても魂までは砕けない様、その強い魂こそが貴方です・・・」

「消えちゃった・・・」

「大丈夫ですよ、彼にとっては長い道のりになるでしょうが、今の私達の感覚では、昨日にでも帰ってくるでしょう。・・・完璧な勝利を求めてね・・・」


少年は変わる。真なる強さを求めて。

少年は変わらない。愚直に進み続ける心を持っていく。


来週からはこれの続きを別作品扱いとして投稿します

ジャンルが違いすぎて同じものには到底出来そうにないので


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