センシン 三日目 買い物編
天本さんのお使いで俺たち(勝利、月村、桃花)はショッピングモールに来ていた。ここに来て分かったことがある。ここは商業が盛んで、沢山の店がある。前のグロウやサイシェイとはまた違った特色がある。
そしてこのショッピングモールもその一角である。一階が食料品、二階はファッション、三階は電気屋である。四階、五階、そして屋上は駐車場である。
まあ、そんなことはどうでもいい。
さっさと用事を済ませて帰るか。
買うものは・・・牛肉に塩と砂糖、卵に酒か。
おそらく今日の夕ご飯の材料にでも使うんだろう。
「酒、・・・酒か〜。」
正直未成年で酒を買うのは抵抗がある。だが、俺は迷わず調味料の酒を買った。
「さて、これで買い物は終了か」
「せっかくだから、もう少し見ようよ、」
「え、ああ、いいけど、月村は?」
「私も問題ありません」
二人の同意はあったので、もう少し回ることにした。
その時、プルルルルと、携帯が鳴った。
「ん?知らない番号だな。」
切るのもなんとなく嫌だったので電話に出た。
「もしもし?」
「もしもし、あなたの運命を占うコーナーです。」
「・・・天本さん、なんの冗談ですか?」
「おや、バレてしまいましたか」
「聞き慣れた声ですからね、間違えませんよ」
「ふふ、まあそうですね。要件が一つ。おそらくですが、桃花ちゃんのことですからもっと回りたいでしょう。いろいろと買ってあげてください。お金は正喝さんが持っていきます。
「・・・はい、わかりました」
五分後
「利、これだけあれば足りるだろう。」
「ああ、サンキュー」
二十万はあるだろう。こんな大金一体どこから用意しているのだろうか。謎である。
「あと、これも」
「?こいつは?」
渡されたのは青い笛だった。
「何かあれば使ってくれと天本さんが言っていた」
「ふ〜ん。」
正喝と別れ、桃花達のところに戻った。
「さて、金も手に入ったし、買い物するか。」
「おー!」
「分かりました」
何というか、二人のテンションが違いすぎてどちらといっしょに買い物するか迷う。
とりあえず・・・
1月村と行く
2桃花と行く
3一人で行く
さて、どうするか。