遥かなる想い ～詩集～

ＭＩＤＮＩＧＨＴ ＦＩＧＨＴＥＲ

地鳴りのように響く歓声

熱い熱気が俺の歩を進める

客席から見えるお前の不安そうな表情（かお）に

手を振って応えた

野獣のように向かい合う二人の狼

四角いジャングルを照らすスポットライト

ゴングの鐘が鳴らされて

運命の刻（とき）が訪れる

ＭＩＤＮＩＧＨＴ　ＦＩＧＨＴＥＲ

唸りをあげる俺の拳

ＭＩＤＮＩＧＨＴ　ＦＩＧＨＴＥＲ

飛び散る汗を輝かせて

牙を持つ獣達の刹那

熱い熱気が闘志を掻き立てる

客席から聞こえるお前の悲鳴に似た叫びに

俺の心が震える

血しぶき舞い散るリング上

己のすべてを賭けた魂の咆哮

お前に誓った言葉と共に

ただひたすら勝利をめざす

ＭＩＤＮＩＧＨＴ　ＦＩＧＨＴＥＲ

燃え上がる命の炎

ＭＩＤＮＩＧＨＴ　ＦＩＧＨＴＥＲ

熱い血潮が駆け巡る

ＭＩＤＮＩＧＨＴ　ＦＩＧＨＴＥＲ

勝利をお前に捧げよう

お前をこの手で抱きしめるために……