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こもれび


 木漏れ日に照らされた並木道

 涼やかなそよ風が優しく頬を撫でる

 私の傍にはいつも彼方が寄り添ってくれていたね

 肩を寄せ合った温もり

 出逢った頃から変わらない微笑み

 いつも私を癒してくれる


 ねぇ、10年後もこうして歩いてくれる?

 いつまでも私の傍から離れないで

 心の中で呟いた声が聞こえたかな

 幸せなのに時々不安になってしまう


 思い出の並木道

 未来への並木道


 まるで私達への道しるべのよう

 苦しいときも

 悲しいときも

 彼方と一緒だったから歩めたんだと




 温かい木漏れ日が照らす中

 小鳥達の囀りが心を和ませてくれる

 肩を抱き寄せてきた手に温もりを感じて

 目蓋を閉じて彼方にもたれる私

 心のアルバムを開きながら

 胸いっぱいの幸せを噛み締める


 ねぇ、私が年老いても抱きしめてくれる?

 いつまでも変わらない彼方でいてね

 添い遂げたいという想いは永遠とわ

 彼方とならどんな苦難も乗り越えられるわ


 明日への並木道

 どこまでも果てしなく


 彼方と私だけの道しるべだね

 辛いときも

 嬉しいときも

 いつも笑顔で傍にいてあげるから




 見つめ合う二人に言葉はいらない

 どんな時も

 離れていても

 私の心は彼方の傍にいるから


 いつだって彼方を感じているから






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