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6.なぜお前がここに!?

な、なんとか更新できた……。

次の更新は九月になります。

 …………広すぎね?この城。

 もう軽く迷子ですよ、こんちくしょう。

 今はどうもこの城に4つある中庭の一つにいるようだ。この城の中庭は王族用と城で働く文官の休憩用と軍人の訓練場用と使用人用の用途に別れている。

 さっきから結構使用人がここを通るのを見てるから、多分、使用人用の中庭に来ちゃったような。

 ま、いいか。確か、従者は使用人の中のまあまあ魔力の高い奴から選ばないといけないから目的を果たすには丁度の場所だし。



 うーん。ピンとくる奴が一人もいねえ。

 どうしたもんか……。中庭にある木製の椅子に腰かけてひたすら、来る奴来る奴を見てみたが……。

 似たような奴ばっかりなんだが。

 たまに、こんなとこに座ってるいい服着た奴が珍しいのか、ちらちら見てくる奴がいるが正直そいつらも微妙だしなあ。(魔力が高いせいか、なぜか相手の魔力量がかなりアバウトだが、だいたいわかる。超便利。)

「こんなとき、タクがいればいいんだけどなあ。」

 文武両道で気の合う親友タクを思わず思い出してしまう。

 あいつだったら、話し相手にもなるし、かなり楽しいと思う。

「どうした?聖夏。」

「いや、こういうときタクがいてくれたらなあって………………ええええええええ!?」

 思わず大声を出してしまった。

「タ、タク!? なんでここに!?」

 この世界にいないはずの親友、河内拓夢が目の前にいつ通りの笑顔を浮かべていた。

 なぜに!? 予想外すぎる!

「お前、それにしても髪が紅いなあ。染めたのか?しかも、髪の毛ちゃんとしてるから、一瞬、聖夏かわからなかったぞ。お前、その髪、秋葉さんにやられて以来じゃないのか?」

 秋葉ってのは、よくいなくなる俺の姉貴のこと。昔、前髪をピンで無理やり留められて、整えられたことがある。タクの言っているのはそのことだろう。確かに、今の俺は長い前髪をピンで留められて、背中の中ほどまである前髪以外の髪は一部、右の横で青いリボンでくくられている。ちなみに全部、この城のメイドさんによる。この世界じゃ俺のこの独特の眼の色は王族の印だそうで、特に眼を隠す必要も感じなくなったので、全部まかせた。前の状態は前髪が眼に入ることが多々あって、正直、結構痛かった。

 ……って、いきなり話題逸らされた……。

「いやいや、質問に答えろよ!! それに、お前の格好もどうしたんだよ」

 タクはなぜか使用人の着るお仕着せを着ていた。

 タクはかなりかっこいい部類に入る。確か、学校で1,2を競うイケメン(死語)だ。

 彼は茶髪を肩のあたりまで伸ばして茶色の眼をしている。確か、代々色素の薄い家系だとかなんとか。

 そんな奴が、使用人のお仕着せを着ると、ただのお仕着せさえ格好よく見えてくる。

 んで、なんでそんなタクがここにいるんだ?

「おお? お前、なんで俺がここにいるんだ?って思ってるだろ」

 おお、さすが親友。思っていることが以心伝心。

「じつはなあ、琳希さんが連れてきてくれたんだ」

「は?」

「お前、手紙くれただろ?」

 ああ、やった。たしかに手紙は琳希に渡してやったが、

「それがどうしてこうなる!?」


 ちょっとキリが悪いです。

 

 こんなのをお気に入りに登録してくださってる方々、ありがとうございます!!

 が、頑張りますので見捨てないで更新を気長にお待ちいただきたいです……

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