第二十四話:ジムニー、新たな道へ!
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桜木 萌 @新卒ジムニー女子 2026年05月25日 09:00 JST ID:moe_jimny
もうすぐ社会人一年目が終わる!
あっという間だったなぁ。
ジムニーと私、どれくらい成長できたかな?
新しい目標、見つけたいな!
#社会人一年目 #成長 #新たな道
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萌は、この一年を振り返っていた。
雪山での遭難しかけ。
初めての企画での大失敗。
社員旅行でのハチロク救出。
そして、速水蓮からの告白。
数々の経験と挫折、そして出会い。
萌は、社会人として、ジムニー女子として。
大きく成長したことを実感していた。
会社での仕事は、萌にとって、大きなやりがいとなっていた。
地域の人々との絆。
ジムニーでしか行けない場所の魅力を発掘し、SNSで発信する楽しさ。
それは、都会では味わえない、確かな喜びだ。
仲間たちとの絆も、深まった。
社長の岩田、田中経理、佐藤先輩、篠原先輩、山村先輩。
みんな、個性的だけど、萌を支えてくれる大切な仲間たちだ。
ジムニーは、萌にとって、もはや単なる車ではない。
それは、萌自身の「道」であることへの確信だ。
泥だらけの道も、雪の道も。
ジムニーは、萌をどこまでも連れて行ってくれた。
「ありがとう、ジムニー」
萌は、そっとジムニーのハンドルを撫でた。
相棒への感謝の気持ちが、胸に広がる。
ある日、社長の岩田に呼ばれた。
「萌ちゃん。君に、新たな地域活性化プロジェクトのリーダーを任せたい」
社長の言葉に、萌は思わず息をのんだ。
リーダー。
自分に、そんな大役が務まるのだろうか?
萌の胸には、期待と、少しの不安が入り混じっていた。
しかし、社長の目は、萌の成長を信じている。
萌は、社長の言葉に、力強く頷いた。
「はい!頑張ります!」
萌は、新たな挑戦へと踏み出す決意を固めた。
リーダーとして、もっと地域に貢献したい。
ジムニーと共に、さらなる道を切り拓きたい。
それは、社会人として、そして、ジムニー女子としての、
新たな「始まり」だった。
夜。
萌は自分の部屋で、スマートフォンを手に取った。
今日のできごとを、親友の雫にメッセージで伝える。
雫からの返信。
「萌、あんたならできるよ。ずっと応援してる」
親友の言葉が、萌の背中をそっと押してくれた。
窓の外には、満天の星空が広がっていた。
あの日の夜。
速水蓮との会話。
彼の告白。
萌は、蓮への淡い恋心を自覚していた。
それは、まだ始まったばかりの、
秘めたる感情だ。
「新しい道…」
萌は、星空を見上げ、小さく呟いた。
第2部は、萌にとって、
さらなる「挑戦」と「挫折、そして再生」の物語となるだろう。
そして、その先には、どんな出会いが待っているのだろうか。
萌の瞳に、強い光が宿る。
未来への期待に満ちた、決意の表情だった。
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桜木 萌 @新卒ジムニー女子 2026年05月25日 17:00 JST ID:moe_jimny
まさかのプロジェクトリーダーに!
ドキドキするけど、頑張るぞ!
ジムニーと私なら、きっと大丈夫。
第2部、始まる予感!
応援してね!
#プロジェクトリーダー #新たな挑戦 #第二部始まる
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次回予告!
萌:「えっ、これで終わり?まさか、この先にも、泥だらけの道があるとか…?」
田中:「フフ…桜木さん。物語は、まだ始まったばかりよ。続きは、あなたの心の中に。……そして、もしかしたら、世界中でね。」




