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第二十三話:ジムニーと星空!〜蓮の告白と萌の答え〜

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桜木 萌 @新卒ジムニー女子 2026年05月15日 09:00 JST ID:moe_jimny

速水さんと二人きりで山奥!

また星空が見れるかな?

なんだかドキドキするなぁ。

#星空 #夜景 #秘密の予感

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萌と速水蓮は、仕事で訪れた山奥にいた。

地域活性化プロジェクトの一環で、

新たな観光スポットの調査だ。

日中の調査を終え、日が暮れていく。

空は、深い藍色に染まり始めた。

澄んだ空気。

鳥の声が、遠くで聞こえる。


山頂に到着すると、目の前に広がるのは、

満天の星空だった。

都会では決して見ることのできない、

無数の星が、キラキラと輝いている。

天の川が、はっきりと見える。

萌は、思わず息をのんだ。

「すごい…!」

蓮も、その光景に目を奪われているようだった。

彼の表情は、都会で見せるクールなそれとは違う。

どこか、純粋な感動が滲んでいる。


二人は、ジムニーのボンネットに座り、星空を眺めた。

静寂が、二人を包み込む。

時折、蓮がぽつりぽつりと話し始めた。

都会でのコンサルタントとしての生活への迷い。

「東京での仕事は、常に数字と競争です。

私は、本当にこれで良いのかと、

自問自答する日々でした」

彼の声には、疲労と、どこか諦めのような響きがあった。


蓮の視線が、萌に向けられる。

「桜木さんのように、

純粋に地域を愛し、情熱を持って活動している姿を見て、

私は、自身の生き方について、深く考えさせられました」

萌の純粋な地域への情熱。

それが、都会での競争に疲れた蓮の心に、

静かに、しかし確実に、影響を与えている。

萌の胸が、高鳴る。

二人の距離が、星空の下で、急速に縮まっていく。


蓮は、萌の瞳をじっと見つめた。

「桜木さんのような生き方に、憧れます」

その言葉が、萌の胸にズシンと響く。

憧れ。

それは、恋愛感情とは違うのかもしれない。

でも、萌は、蓮の真剣な眼差しから、

彼が自分に特別な感情を抱いていることを感じ取った。

萌の頬が、カッと熱くなる。

淡い恋心。

それが、萌の胸に、静かに芽生えていた。


萌は、蓮の言葉に、どう答えていいか分からなかった。

星空が、二人を照らす。

蓮の告白。

それは、萌にとって、予想外のものだった。

自分も、蓮に惹かれている。

でも、この感情は、一体何なのだろう?

萌は、自身の答えを探し始める。

夜風が、二人の間を吹き抜ける。

萌の心は、期待と不安。

そして、新しい世界への予感で満ちていた。

ジムニーが、静かに二人を見守っていた。


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桜木 萌 @新卒ジムニー女子 2026年05月15日 17:00 JST ID:moe_jimny

速水さんと山奥で星空!

まさか、あんなこと言われるなんて…ドキドキが止まらない!

私、どうすればいいんだろ?

なんか、新しい世界が始まる予感…?

#星空の下で #告白 #恋の予感

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次回予告!

萌:「社長!私、新しいプロジェクトのリーダーになりたいです!」

岩田:「おお、萌ちゃん!君の成長は、みちくさクリエイトの誇りだ!さあ、新たな道を切り拓け!」

次回、第24話:ジムニー、新たな道へ!

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