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第二十一話:ジムニーVSハチロク!〜雪上ドリフトと真剣勝負!?〜

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桜木 萌 @新卒ジムニー女子 2026年04月25日 09:00 JST ID:moe_jimny

雪上走行訓練!

まさかのハチロクと真剣勝負!?

雪道はジムニーの得意分野だけど、ドキドキするなぁ。

#雪上走行 #ジムニーVSハチロク #真剣勝負

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冬。

積雪時の業務効率化のため、社長の岩田が企画した。

社員の愛車での「雪上走行訓練」だ。

萌は、自分のジムニーで参加する。

会場は、雪で閉鎖されたコース。

見渡す限りの銀世界だ。

ひんやりとした空気が肌を刺す。


佐藤先輩の愛車、ハチロク「風神号」も参加していた。

「萌ちゃん、今日はハチロクと勝負だぜ!」

佐藤先輩がニヤリと笑う。

萌は、少し緊張する。

ハチロクの雪上ドリフトと、ジムニーの安定した走破性。

それぞれの車の特性が試される真剣勝負だ。

スタートの合図。

ギュン!

ハチロクが、雪を蹴散らし、猛スピードで飛び出した。

萌のジムニーも、それに続く。


ハチロクは、雪上を華麗にドリフトしていく。

テールが滑り、車体が横を向く。

「うおおおおっ!」

佐藤先輩の雄叫びが聞こえる。

萌は、その走りに目を奪われた。

確かに速い。

そして、かっこいい。

雪しぶきが舞い上がり、視界を遮る。


萌のジムニーは、雪上を安定して走る。

タイヤが雪をしっかりと噛み、

グイグイと前に進んでいく。

滑ることもない。

横転することもない。

萌は、ジムニーの頼もしさを改めて感じた。

ハチロクのような派手さはない。

でも、確実に、道を切り拓いていく。

それは、萌自身の「泥だらけの青春」のようだった。

ジムニーと萌は、雪のコースを駆け抜ける。


コースの途中、鋭いカーブが続く区間があった。

ハチロクは、華麗なドリフトでクリアしていく。

萌のジムニーは、慎重に、しかし確実にカーブを曲がる。

「速いだけが、正解じゃない」

萌は、心の中で呟いた。

ジムニーの「頼もしさ」が、自分に合っている。

萌は、そう確信した。


真剣勝負は、互いの車の特性が際立つ形となった。

速さを追求するハチロク。

頼もしさを追求するジムニー。

萌は、ハチロクの「速さ」だけでなく、

ジムニーの「頼もしさ」が自分に合っていることを再認識する。

それは、自分の生き方を選ぶことにも似ていた。

誰かの価値観に流されるのではなく、

自分にとって本当に大切なものを見つける。

ジムニーへの愛が、さらに深まった。

雪のコースを走り終えたジムニーは、

真っ白な雪を被り、誇らしげに見えた。

萌の胸には、清々しい達成感が広がっていた。


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桜木 萌 @新卒ジムニー女子 2026年04月25日 17:00 JST ID:moe_jimny

雪上走行訓練、楽しかったー!

ハチロク、速かったけど、やっぱりジムニーが一番!

頼もしさが私に合ってるんだって、再確認できたよ。

これからも、ジムニーと私らしく走っていこう!

#雪上ドリフト #ジムニー愛 #自分らしく

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次回予告!

萌:「社長!会社の歴史、もっと教えてください!」

岩田:「おお、萌ちゃん!君には『みちくさクリエイト』の魂が宿っているな!さあ、未来を語ろう!」

次回、第22話:ジムニーと社長の過去!〜秘められた情熱と継承〜

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