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亡国の皇女と若き帝  作者: 玉白美琴
式典の章
52/63

式典【一】の[十三]

「盟約の桜に選ばれず、果たせなかったのがそんなに不服かい?」


「……っ……!?」


直球で聞かれ、光宛は目を見開いて反応する。


「……図星か……。あの桜については、文献も少なくて正確な事実はないから詳しく原理も解明できていないのが難点だよね。……君の気持ちも分かるけどねぇ……十年以上過ごしている私が盟約果たせてないんだからね?君が怒る異常に私だって腹に据えかねているよ」


「……………。」


狼英に言われて光宛は押し黙る。


「……そう焦っても仕方無いさ。今は……我が商会に来る水竜殿を……我々で出迎える準備をしようじゃないか」


背を向けて狼英は言うと、さっさと階段を上がって行く。


「……焦っても仕方無い……か。確かにそうだな、盟約が何だと言うんだ。俺が姫の刃に変わりはない」


改めて光宛は納得すると、上着を片手に訓練場を後にするのだったのだった。




月明かりが皇宮を照らし始めた頃。


水竜は廊下で、一人の宦官と擦れ違う。


……今の匂い……覚醒潭ですか……!?


直ぐに気付いた水竜は、立ち止まって振り返っても先程の宦官は居なかった。


「……確か……式部省の宦官でしたね。殺処分が必要な膿は近くに居たようです」


薄く笑みを浮かべ、水竜は再び歩き出す。



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