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亡国の皇女と若き帝  作者: 玉白美琴
式典の章
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式典【一】の[十一]

芽が一階に降りた後、三人は表情を引き締めると、懐から狼王は空のビンを取り出す。


「芽と光宛、それと翼揚から聞いていた格一族の完全変化……いや、妖覚醒は普通に考えても有り得ねぇ……。人間とも混じって血が薄まってるし、出来たとしても部分変化な筈だ。……だから主に言われた俺達は、格家と白桃宮を調べてみたんだが……手掛りを見付けたって訳だ」


狼王はテーブルにビンを置くと、二人に見せる。


「……この匂い……まさか覚醒潭(かくせいたん)ですか!?」


ビンの匂いを嗅いで思わず駿嵡は目を見開く。


「覚醒潭?兄上、知っているの?」


翼揚は目を丸くした。


「……やっぱり知っていたか、勿論正解だ。こいつは裏で売られている禁止薬覚醒潭だ。こいつを飲めば、自分の身に眠る妖の血を覚醒させる事は出来るが……その代償として、人の理性を失っちまうんだよ」


ビンを見詰め、狼王は二人に言うと腕を組む。


「つまり、姫の命を狙う暗殺者達も、この禁止薬を飲んでいる可能性があるのですね?」


察して、駿嵡が狼王に確認するように尋ねる。


「そう言うこった、ジャンキー達を相手にする事になる。だから俺達も気を引き締めて行かなきゃならねぇ……」


狼王は頷くと、二人の顔をゆっくりと見回す。


「……ふっ!!望む所だわっ!!」


気合い入れる翼揚。


「相手が誰であろうと……斬るのみです」


気合い充分に駿嵡も答えるのだった。






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