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亡国の皇女と若き帝  作者: 玉白美琴
式典の章
43/63

式典【一】の[四]

それから数十分後、大広間に通された男は下女と共に男娼妓達と対面した。


「死んだとばかり思ってましたが……まさか商人になって再びお会いする事になるとは……人生何があるかは分かりませんね」


代表の青年が向かい合わせに座って苦笑する。


「……私も守りたい宝が出来たからね、何をしたって生き抜く危害がありますよ」


男はにこやかに笑って目を細めた。


「……そして、今日は俺達閃一族に大事な話があるとか?話を聞きましょうか……」


表情を消して青年は切り出す。



「私は六年前から……神世の国の皇女を養女に迎えていてね。それはそれは大切に大切に育てて来たし、ここの翼揚と今はいない光宛に守らせて後宮の下女として、実際に今の王宮の内情を知ってもらいたかったのですがね……想定外が起きてしまったのです」


直球で男は話し始めると、残念そうに眉を寄せる。



「……ちょっと待って下さい……皇女って姫巫女様ですか!?姫を守らせて居たって……二番目と末の弟に!?」


理解が追い付かないのか、片手で顔を覆いながら目を見開いて青年は思わず叫ぶ。


「あぁ、この二人は都で私と早い内から行動を共にしていたのですよ」 


姫の部分は聞き流して男は爽やかに答えた。


「……こほん、想定外とは……何があったのですか?」


咳払いをして気を取り直した青年が問い掛ける。


「無能な末愚弟が……姫に助けを求めて来たばかりに……今回王宮で起きた事件に関わることになってしまったのです。まあ、巻き込まれ事故でしょうねぇ」


男の目は、全く笑って居ない。


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