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亡国の皇女と若き帝  作者: 玉白美琴
式典の章
42/63

式典【一】の[三]

都より西、西州を治めしかつての一族は、今代の帝の味方をして闘ったが、激戦の末敗れ一族は滅び、生き残りも絶望的だと言われていた。


西州は海沿いの地で、古くから漁業や交易も栄んであり、今は琉一族が代わってこの地を治めている。


「主、文だとこの辺りなのよね」


領都海王(かいおう)の大通りを抜けた先、夜の街と呼ばれし花の妓楼街。


一人の下女と思しき人物と、身形が良い男が連れたって歩いている。


文を片手に下女が足を止めた先は、一軒の妓楼だったが……周囲の妓楼と違うのは、元奴隷の宦官が男娼となり、自らの身を売る妓楼だと言うこと。


「それでは入りましょうか」


「はい、では……」


男に言われた下女は頷くと、ドアを開けて中に入る。


「客か?今は昼だからまだ開店準備中だって……!!」


奥から青年が慌て走って来るが……。


「……っ!?│翼揚よくは兄上と……貴方様は!?」



下女の顔を見て目を見開き、更に男を見て息を呑む。


「今は……しがない商会の商会主ですよ」


男は名乗ると下女に視線を向けた。


「大事な話があるんだ、悪いが……他の皆を集めてくれないかい?」


「……分かった、直ぐに集めてくる」


下女に言われ、青年は慌て奥に戻って行った。

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