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亡国の皇女と若き帝  作者: 玉白美琴
黒刀の章
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黒刀の章最終話【断罪と処刑】

その三日後、後宮にある処刑広場には、幼い子供を覗いた格一族の姿があった。


「大罪人、格桃里妃は父である格呂白と共に共謀して帝の暗殺を企てたばかりか、下級妃宮も襲った。その罪は重く国家大一級大罪とする!!」


水竜が罪状を読み上げると、奥の席から彩華が出て来た。


「……悲しいなぁ、私を昔はあれほど想っていた癖に……水を掛けるだけでなく……殺そうとするとは……」


笑って彩華はヴェールを外して、桃里に素顔を見せる。


「……あっ……貴方様は……彩鬼様が……下級妃!?あぁ……そんな……嘘よ……私は……慕っていた方に何て仕打ちを……」


「連れていけ」


「はっ!!」


桃里は彩華が彩鬼だと分かると、気力を失くして落ち込み、水竜の命令で役人に連行されて行く。


「呂白、何か申し開きあるか?」


玉座で烈鋼は呂白に問い掛けるが……。


「若造だと思い込み、侮っていたのが天命を分けた。……これほどの帝だと分かっていたのなら……最初から仕えていたものを……」


「貴様は俺を見ようとはしなかった、それが敗因だ」


呂白に冷たく烈鋼が切り捨てると、呂白は肩を落として役人に連行されていく。


他の格一族も、役人によって連れていかれ処刑場は静になった。


「これで捕まっていた宦官も、人手不足な後宮や王宮に派遣できます!!」


気合い入れて水竜は叫ぶが……。


「何言ってんの?元々俺達の臣下なんだから……こっちに戻すに決まってんじゃん」


にこやかに笑う蓮。


「掃除とか、自分でやっていて大変だったよ」


「ですから、臣下を返して貰いますね」


静と彩華も笑って水竜に釘を刺す。


「……そ……そんな……」


青ざめた水竜は、力尽きて後ろにひっくり返るのだった。



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