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亡国の皇女と若き帝  作者: 玉白美琴
黒刀の章
38/63

黒刀【五】の[六]  

一方、南にある下級妃宮も、がしゃどくろに襲撃を受けていたのだが……。


『ば……馬鹿な……!!何故……貴方々が……下級妃に扮しておられるのですか!?半年前に処刑されたはずです!!』


侍女長だったがしゃどくろは、壁に背を向けて叫ぶが……。


「事実には裏がある……それさえも忘れてしまったようですね」


笑って彩華は薙刀を振りかざす。


『そんな……桃里様は……自ら……慕われていた方に……無礼を……私はなんて事を……申し訳ありません』


それが侍女長の最期の言葉となり、薙刀で首を落とされた首が人間の生首となって床に転がった。


「こっち片付いたよ!!」


「こっちも終わったよ」


双剣を持った蓮と、大太刀を担いだ静も彩華に駆け寄る。


「それではお片付けしましょうか」


笑って彩華が言うと、死体に妖力を使って火を付ける。


静も蓮も死体に火をつけ始めた。


「……加勢に行かなくて大丈夫?」


心配なのか、蓮は二人に聞いてくる。


「その必要はないと思いますよ。大きな妖力を二つ感じますし、私達が行かなくても大丈夫そうです」


涼しい顔をして彩華は答えた。


「何者だろうね?」


静は笑って首を傾ける。


「そのうち、時が来たら分かりますよ、きっとね……」


笑った彩華はかつての思い出を浮かべる。


神世の国で、行方不明だった長兄を見付けた時、長兄が恭しく世話をしていた幼き姫の事を。


『綺麗なお兄さん達ね、狼英の兄弟かしら?良く似ているわ』


幼くして聡明な姫の笑顔を。



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