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亡国の皇女と若き帝  作者: 玉白美琴
黒刀の章
36/63

黒刀【五】の[四]  

芽を先頭に、三人が地下牢に降りると、美しい少年や男達が牢に囚われていた。


「順番に開けるからちょっと待っててね」


声を掛けると、芽は光宛と水竜にも鍵を渡し、手分けして地下牢を開ける。


「……紫色の髪……?」


「神世の国の皇女!?」


「何故我等を助けに……」


宦官達は牢から出ながらも、口々に芽を見て声を上げて行く。


「今代の帝に協力してくれって頼まれたのよ、私は必ず約束を守る主義だしね。……これで頼みは果たしたわ」


満足そうに芽は言うと、背を向けて去ろうとするが……。


「……今更、牢から出られたとしても……仕えるべき主達は処刑されこの世に居りません」


年長らしい青年が下に俯いて言う。


「そうです、我等だけ生きても意味がない」


「生きて恥を掻くくらいなら……いっそのこと死ぬしか……」


他の年長の青年達も悲観して訴える。


「えっ?ちょっと……何言ってんのよ?あんた達馬鹿?せっかく五体揃って生きてるんだから……主失っていても自分達で歯を食い縛って生きなさいよ。何甘えた事を言ってんの?」


心底呆れた顔をして芽は三人に詰め寄る。


「……えっ……」


「ですが……」


「……?……」


芽に言われて年長の青年三人は思わず目が点になった。





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