表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
亡国の皇女と若き帝  作者: 玉白美琴
黒刀の章
31/63

黒刀【四】の[八]   

確認した芽は桃里に近付くと、平手打ちした。


「なっ……何するのよ!?」


右頬を平手打ちされ、桃里は芽に叫んで怒鳴り付けるが……。


「黙りなさいっ!!あんたや父親の命令下一つで、多くの人間が逆らえずに命を落としたのよ!!それを知らないなんて言わせないわ!!」


「あっ……」


芽に言われて、ようやく気付いたのか桃里は顔を青ざめさせて言葉を失くす。


「それに、帝の命を狙った以上、一族連座による処刑は免れないわ」


「そっそんな……」


更に芽から聞いて桃里は涙目になるが……。


「それが貴女達が犯した大罪なの。これが現実なのよ」


「あぁ……そんな……」


芽に言われて、桃里はへたり込んだ。


「最期は一族の長の姫として死になさい、私に言えるのはそれだけよ」


「うっ……」


芽の言葉が心に響き、桃里は泣き崩れる。


「……お優しいのですね、罪人に罪を自覚させるなんて……」


「……別に?罪を知らぬまま死ぬよりも、罪を知って死んで欲しかったのよ。この世には人を殺しても何も思わない者や、楽しみを満たすために人を殺す人の皮を被った化け物も居るわ。だからわたしはあの女に人の罪を教えたかっただけ」


水竜に芽は悲しそうな表情で答えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ