黒刀【四】の[七]
『ぎゃああぁっー!!』
『くっ……何奴……』
がしゃどくろから人の姿に戻り、地に転がって死体となる。
「……紫色の髪って……まさか……」
着地した冷波は、現れた二人を見て目を見開く。
「……帝……烈鋼が頼んだらしい。今は仲間だから安心しな」
「……煌牙……」
後ろから声を掛けられ、冷波が振り返ると煌牙が居た。
「さて、中ボスの面拝みに行くわよ!!」
「御意」
芽が走り出して光宛も後に続く。
「行くぞ、冷波!!」
「えっ……あっうん」
煌牙に言われ、冷波も釈然としないまま後に続いた。
白桃に着くと、既に戦闘が終わっており、水竜が主犯の桃里や使用人達を縄に付けていたのだが……。
「あは?もう終わってたの?」
「そのようですね……」
この場に似合わない声が聞こえたので……
……紫色の髪……!?
慌て振り返ると、少女の髪を見て水竜は目を見開く。
「私は芽、こっちは光宛。あんた達の帝に頼まれて協力してあげるわ」
自信満々に名乗ると、水竜の目の前に居る桃里を見る。
「光宛、あの女が桃里で間違いないかしら?」
「えぇ、あの女が白桃宮の主、桃里妃です」
芽が確認すると、光宛が頷いて答えた。




