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亡国の皇女と若き帝  作者: 玉白美琴
黒刀の章
29/63

黒刀【四】の[六]   

『くそっ!!何処に行ったの!?あのちび!!』


『まだ遠くには行ってないわ!!』


『探して殺すのよ!!』


がしゃどくろ達が口々に言い合うと、三手に別れて離れて行く。


……今がチャンス……!!


冷波は見逃さず、氷の妖力を纏って双剣を具現化させる。


がしゃどくろの注意が違う所に向いた瞬間、冷波は飛び降りた。


「氷流双剣術……絶氷ニ刃斬り(ぜっひょうにじん)!!」


がしゃどくろの頭と胴体を斬り落とした。


『ぎゃあ……』


がしゃどくろは悲鳴を上げると、人の姿へと戻り、地に落ちて死体となる。


『おのれ!!よくも骨連(こつれん)を!!』


『死ねぇっ!!』


……やば……


空中で冷波は焦るが、がしゃどくろ二体の方が早い。


その時、紫色の髪の少女と、金色の髪の男が視界に入った。


「咲流剣術太骨(ふとほね)斬り!!」


「閃流双剣術金閃華(きんせんか)!!」


少女と男が跳躍して、それぞれの太刀と双剣を振り下ろし、がしゃどくろ二体の首を斬り落とした。



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