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亡国の皇女と若き帝  作者: 玉白美琴
黒刀の章
18/63

黒刀【三】の[三]    

芽と光宛は同時に跳躍して巨大な骨に飛び掛かる。


「咲流闘術竜爪(りゅうそう)!!」


芽は両手を振り上げると、巨大な骨の左腕を爪の斬撃で斬り落とす。


『ぎゃあああっ!!くっ小娘ごときがっ!!』  


巨大な骨は、左腕を斬り落とされ、骨の色を赤くさせ激昂するが……。


「閃流双剣術……双竜一閃!!」


光宛も両手の双剣を振り下ろし、双竜の斬撃を飛ばすと、咆哮を上げた双竜が巨大な骨の右腕を喰らって斬り落とした。


……どうして……こいつらは俺を……。


右腕を斬り落とされた事で、右手の力がなくなり、落下していく骨から跳躍して地面に着地した烈鋼は目を見開く。


『ぎゃああああっ!!なっなんなんだ!?貴様らはっ!?』


両腕を斬り落とされ、叫びながら巨大な骨は立ち上がった。


「……ふっ、ただの下女コンビですが何か?」


地面に着地した芽は、誇らしそうにドヤ顔をする。


『嘘を付け!!こんな強さの下女なんか居ないわ!!』


巨大な骨が真っ赤にさせて叫ぶ。


「……貴様に名乗る筋合いはない」


光宛は冷たく言い切った。


『……まぁ、いいわ。なら……このまま潰してあげる!!』


巨大な骨は笑うと、二人を踏み潰そうと右足を振り上げた。


「光宛」  


「御意」


芽に命じられ、光宛は前に出ると跳躍する。

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