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「どういうことですか?制限を解いたぐらないなら起きなさそうですけど。」
「栄によると制限がかけられていた場所によるものといっていたは。簡単に言えば潜在能力がでできた感じかしら。詳しいことは栄に聞いて。」
蕾さんはそう言って詳しいところを教えてくれはしなかった。蕾さんだって元魔法少女なのだからもっと詳しいところは知っててもらいたかったが。
「では今ではより強くなって復帰していると。」
「そんなところね。」
私たちはその後もキルについて話し合いをし続けたのだった。
―――
「そろそろ結衣に戻ってくるように伝えないと」
話し合って1時間ぐらいしたところで蕾さんがそういった。
「確かにそろそろ戻ってもらわないと目が覚めたばかりなのにもう一度寝るはめになっては困りますからね。」
私がそういったぐらいで窓からノックの音が聞こえたため窓を見ると、少女を背負っていて服がやけに傷ついた結衣がそこにいた。