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「3人てなんですか?」
突然そんなことを言った蕾さんに意味を聞くと
「あなたと似たような状況に遭遇した人数よ。突然魔法少女たちのところに現れて魔獣を倒してそのまま魔法少女を襲うといった状況、そして全員魔力に対して制限をかけられていたわ。」
私はそんなことがあったのを知らなかったのですが、それよりも
「魔力に対する制限が私にもかかっているんですか?」
「一応かかっていたとはいえ、栄がいたからもう解かれているわ。栄が言うにはそこまで複雑なものではなかったらしいから。」
栄さんとは私の魔法少女としての先輩であり、解く魔法を主に使う子です。私より年上ですが私とそこまで身長が変わらないところにコンプレックスを感じているです。苗字は稲葉であり、年齢は!
「話を聞きなさい。」
栄さんについて考えていたら頭をこずかれてしまいました。
「それで話を戻すけど、結衣が見かけた子はどのような姿だったとかや使っていた魔法とか言ってもらえるかしら。」
あの子についてですか。
「私が遭遇した子は黒のコートを着ていてフードを深くかぶっていました。それと右手に刃物を持っていたのか光を反射していたと思います。魔法は分かりませんが、亀型の魔物を細切れにすることができるは見ています。それとすごく小さいと思いました。あれは、120ないです。絶対ないです。多分小学校低学年ぐらいだと思います。」
それにしても、小さくて可愛かったなー。
あんな目立った子ここら辺の近くに住んでたかなー?
でも魔法少女になると姿も変わるからわからないか。
魔法少女は魔力でできた服をきるし、認識阻害の魔法もかかっているから。
「おーい。考えているのはいいが結衣が見た子はこんな子か?」
そんなことを考えている私に蕾さんはその子が映った画面になっているパソコンを見せてきた。