2
「知ってる天井だ」
目が覚めた私は周りを見てここが魔法省の医務室であることに気づいた。そしてドアが開いた音がしたのでドアの方を向くと、魔法省関東支部支部長の永瀬蕾さんと、同僚で魔法少女の酒井永遠が立っていた。
「やっと目が覚めたのね。目が覚またばっかりで悪いけど何があったか教えてくれるかしら?」
蕾さんがそう言ったので私は話し始めた。
―――
私は魔物を倒すため支部から出発して魔物がいる場所についたので戦闘を開始した。魔物の脅威度は今回は2でありそこまで苦戦することはないだろうと思っていたが、魔物は亀の姿をしており私の火力ではトドメをさすのに時間がかかりそうであった。
私が亀形の魔物と戦って10分ほどたちそうになったところであの子は現れた。あの子は魔物をどうやったのかわからないが細切れにし、そのまま私に近づいてきた。私はとりあえず感謝しなければと思い
「ありがとうございます」
と言いその子を見た。
服装は緑のコートに黒のズボンをしており、フードを深くかぶっているため顔が見えなかった。魔法省へ連れていく為に魔法少女としての名を聞いてる途中で私の意識は途切れた。
―――
「こんな感じです」
私が話終わると蕾さんは
「3人」
と言った