さっさと電話に出ねぇか、コラー!(事例編)
『荷物が届いてないんですよ!!20時までに配達員から連絡をさせなさい!!』
烈火の如く、荷物が届かない事でコールセンターに怒鳴り散らすお客様がいる。
「だははははは、今、18時だぜぇ?あと2時間で解決できるわけねぇーだろ」
「木下さん。覚えがないんですか?」
「行ったと思うが、5日前の話となると曖昧だなぁー。配達時間としてはいつもの俺と一致してるから、配達してるんだろうけど」
追跡のある荷物が届いていない。今回の配達員は、木下。年配の方で誤配はそこそこしている。
「調査は明日にするって話にすっか」
「……今から捜しに行ったらどうですか」
ここで問題です。
不着申告の対応”だけ”で残業代が出ると思いますか?
「嫌だよ」
A.出るわけねぇーだろ!そんな金なんかねぇーよ!!酷い会社だと思ったら、テメェ等の送料3倍に済んぞ!それでいいなら、こんな配達員に残業代を払ってやるよ!!
「明日の配達をやりながら調査するよ。1日、思い出す時間をくれ」
だったら、明日の業務をしながら、調査をしろってのがオチです。
「というわけなんで。こっちも調査するのに1日ください」
『こっちは急いでいるのよ!!大事な荷物をなんだと思ってるのよ!!』
「だははははは!すまんすまん!そちらもご家族とかに聞いてくださいな!俺の記憶じゃ、”女性”の方に渡した覚えがあるんですけどね!」
『明日も20時までに電話をしなさい!!絶対に連絡しなさいよ!!許さないんだからね!!』
そして、本当の問題である。
”不着申告”を解決するまでにどれくらいの時間が掛かり、何に時間が掛かるでしょうか。
ヒントは、”残業代”なんか出したくねぇです。




