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(四)-6(了)
「ああ、もちろん、きちんとゴムはする。子どもを求めたりはしない、妻がいるから。ハウスキーパーのようなこともさせない。実は平日昼に家政婦を入れているんだ。掃除してくれる。それだから貴重品は置いておかないで欲しい」
「反町部長のことだから、もっと強引に迫ってくるのかと思ってました」
そして彩香は、上司の首に手を回し、反町の唇に軽く斜めから自分の唇で触れた。
「なんか、学生時代戻ったみたい……」
そう言うと彩香の顔から笑みがこぼれた。それを見た反町は、彩香の唇を正面から吸った。
彩夏は反町の首にぶら下がるようにしながら二人で寝室に入りベッドに倒れ込むと、互いの唇をむさぼり合った。
(了)