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(四)-2

 彩香は反町の言葉にしばらく黙っていた。先週、部長に言われたことについて、週末からずっと考えていたからだ。隆利との関係のことを考えると当然それは、「あり得ない」という結論だった。しかし、夫との関係が悪化したことと、自分の人生のことを加味して考えると、それは「アリ」だという結論に至ったのだ。ただし、本当にその手に乗って良いのか。もしその手に乗ったら、隆利との関係が決定的になるのは、疑いようがない。ただ、夫の浮気がなければ彩夏の脳はまだ抑制がきいたのかもしれない。しかし、隆利の携帯電話に着信したメッセージのことを思い出すと、彩夏はもうダメだ、次の手を打たなければならない段階に来ていると思わずにはいられなかった。


(続く)

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