表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/29

(二)-16

 夫は呆然とする彩香の脇を通り過ぎると、リビングを出て足音を立てて廊下を歩いて行き、寝室へ入った。そして音を立ててドアを閉めた。

 彩香はしまったと思った。しかし、主役の抜けた宴会の現場に残された、飲み干された三本の缶と、夫とともに出勤していたワイシャツとスーツの上下がゲラゲラと高笑いするかのように宴会を続けているのを見ると、その思いも一瞬で消え去った。

「もうっ!」

 彩香は大声を上げずにはいられなかった。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ