第7話 龍の娘
次の日、人間態のガーランド、クラウゼ、ユーリは小高い丘に来ていた
「ユーリよ、我が娘、カーラはべっぴんさんだぞ?」
「はあ?」
クラウゼが突っ込む
「ガーランド公、べっぴんさんって?どういう意味ですか?」
「龍の言葉では滅茶苦茶な美人という意味だ」
ユーリとクラウゼがポカーンとしていると
金色に輝く竜がやってきた
クラウゼ
「確かに美しい」
ガーランドは叫ぶ
「カーラよお前のパートナー候補のユーリだ!!」
「はじめましてユーリです」
ユーリは挨拶する
だが、カーラは
「えっ、なに、こんなガキ?」
いきなりのこれでユーリはカチンときた
「ガーランド公、娘さんは竜ではなく馬ですか?」
「?」
「じゃじゃ馬ですね」
「はあ?」
ガーランドも呆れている、それでもとりあえずユーリにカーラに乗るように頼みこむ
ユーリも渋々乗りるが飛んでも動きは滅茶苦茶だった
高速で飛ばすと思えば急停止、ユーリは何か指示を出してるようだが
完全無視だった
ユーリは大声で言う
「娘さん、あらすぎます、じゃじゃ馬、いえ、じゃじゃ竜ですね」
カーラも激昂
「あなたの扱いが悪いのよ!!このガキ!!」
ガーランドも珍しくオロオロしている
「お互い、もっと、調和とか仲良く」
その後、ユーリがバッサリ言う
「カーラさん、貴方は竜騎士のパートナーとしては無理です」
カーラも言い返す
「私ももっと一流の竜騎士じゃないと釣り合わないわ!!」
そういうやカーラは飛び去って行った
その様子を見ていたガーランドは落ち込んでいたように見えた
「はあ、カーラとユーリなら最強の竜騎士を体現して大空を、、、」
ユーリがガーランドに諦め顔で
「仕方がないです、ただ、ポテンシャルは感じました」
「ぽれんしゃる?なんじゃそれは?」
「娘さんは才能があります、良いパートナーがいればきっと良い竜になるとおもいます」
「すまんな、気を使わせて」
ユーリはガーランドの娘を思う気持ちを見て、そしてクラウゼも感じた
『ガーランドさまは人間みたいだな、、、』