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ネイチュの詩(詩)・その1  作者: ネイチュ
93/101

93.「メープル・キス」、「涼風」、「夜明け」、「楽しもう」

「メープル・キス」


 たった半年離れていただけで

 初めて会ったときのように

 ときめいた

 手をつなぐのも恥ずかしくて

 うつむいた


 二度目のファーストキスは

 メープルの香りにつつまれて

 甘すぎてめまいがして

 あなたに抱きしめられる


 ーーー


「涼風」


 夏の終わりを

 風が告げる

 オープンカフェ

 あなたの待受は

 私じゃない


 ビーチではしゃぎ

 花火大会で肩を寄せ

 映画もたくさん観た

 終わらないキスと

 繰り返した言葉を

 ひつじ雲が押し流す


「また今度会おうね」

 と笑えば

 あなたはすぐに席を立つ

 今度なんて

 ないこと

 わかっている

 スマホのスイッチを切って

 瞳を閉じた


 ーーー


「夜明け」


 夜が明ける。

 別に待っていたわけじゃないのに

 勝手に明ける


 夜明けを待つから

 なかなか来ないなと

 じれったくなるんだ


 ーーー


「楽しもう」


 その時

 楽しければいいじゃん

 どうせ

 悲しいときも悔しいときも

 なくならないんだから

 楽しめばいいんだよ


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