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ネイチュの詩(詩)・その1  作者: ネイチュ
9/101

9.「いとし子よ」



 ひとりきりになると

 さぐる内ポケット

 開いた布に一房の髪

 生きていればまた会える

 そう信じて

 そっと頬を寄せる


 残酷な運命のめぐり合わせ

 敵味方に分かれて

 交わす言葉はなくとも

 視線は嘘をつけない


 懐かしい春

 愛を求める幼子(おさなご)

 体を抱き上げれば

 こころの傷は癒やされて

 笑顔とともに

 その髪をなでた


 今 見つめる星に願う


 健やかな体と強いこころを持てと

 苦難をあたえるあらゆるものに立ち向かう

 勇気を持てと


 敵味方に分かれて

 理想を求める道は違ってみえても

 同じ夜明けを待ってる


 突然の再会で

 思わず手をつかんだ

 小さな頃と変わらぬ温もり


 今は泣かないでくれ

 同じ涙を そう

 流す日は遠くない



 ーーーーー


(甥のイシュリンを想うラセン。髪の毛を持っていたのですね。考えて、初めてわかりました。こんなに大切な甥っ子なのに、嘘をついたり、殺そうとしたり、ドームを燃やしたり、騙したり。ハピエンで本当によかったです)。

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