表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネイチュの詩(詩)・その1  作者: ネイチュ
87/101

87.「受容」、「今日」、「日々」

「受容」


 誠実というよりは

 自分に正直でありたかった

 何度愛を告白されても

 拒絶し続けた

 もしも思い続けることで

 恋が叶うのなら

 自分もいつか

 あの人に受け入れられるのだろうか


 ーーー


「今日」


 ともあれ、今日は生きている

 明日も

 あさっても


 あさってになったら

 また今日に戻るのさ


 ーーー


「日々」


 それはたった6年前の記憶

 おれは12歳でお前は15歳だった

 ふたりの仲をさえぎるものは何もなかった

 あの春の日

 孤児院の皆で教会へ行く道の途中で

 咲いていた白い花を摘んでお前に渡した

 微笑んだお前は

 聖女のように清らかで美しかった

 時間が止まればいいと願った

 おそらくその後

 ふたりはいろいろなものにさえぎられると

 分かっていた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ