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ネイチュの詩(詩)・その1  作者: ネイチュ
68/101

68.「ありのままで」、「生き甲斐」、「兄弟」

「ありのままで」


 無理して善人にならなくていい

 矢面に立つ勇気がないことを誰も責めたりしない

 恐れていい、怯えていい

 全て身を守るための本能だから

 できる誰かがそれを行う

 だから待てばいい、それに甘えればいい

 それでも、彼とあなたは平等だ


 ーーー


「生き甲斐」


 手をつかむだけで告白になった

 ふたりとも傷つくとわかっていたから

 できなかった

 繕うための短い会話

 声を聞くという生き甲斐があることを知った

 負け犬でもいい


 ーーー


「兄弟」


 おれは15歳で兄は17歳

 血のつながりはない

 それでも兄弟だ


 兄はなんで

 砂漠でくたばりかけていたおれを

 拾ったんだろう

 兄が寂しかったんじゃない


 そうか おれが寂しかったからだ

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