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ネイチュの詩(詩)・その1  作者: ネイチュ
56/101

56.「信じたい」、「恋は難しい」、「秋の空」

「信じたい」


 彼を初めて見たそのときに

 あなたへの愛を確信したんだ

 身分差があっても

 譲れない気持ち

 目があった瞬間

 それを告げた


 あなたを信じている

 私だけを愛していると

 あなたを信じている

 私自身を捧げている人


 あなたのために生きている

 あなたのためにここにいる


 ーーー


「恋は難しい」


 誰かに焦がれることが

 そんなに苦しいなら

 いっそ告白しちゃえば

 結果がどうであれ

 楽になれるんじゃないの


 そもそも殺してもしなないようなやつが

 傷ついてふさぎこむなんて

 ああ やっぱり 恋は恐ろしい


 病なんだと誰かは言ったけれど

 治療薬はなさそうだ


 憧れている人ならいるけれど

 それを恋とは思わないから

 ああ やっぱり 恋は難しい


 ーーー


「秋の空」


 LINEをしても既読スルー

 電話をしても繋がらない

 メールの返事もない


 可笑しいね

 真夏は深く愛しあっていたふたり

 思い出は温風が持ち去って行った


 ああ なんとかと秋の空は

 変わりやすいと言うけれど


 信じていなかったぼくは

 またひとつ大人になった


 蜂蜜色の空は またたく間に

 夕闇に飲まれていく

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