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ネイチュの詩(詩)・その1  作者: ネイチュ
37/101

37. 「枷(かせ)」、「散歩道」

かせ


 お前はふいに石畳にしゃがみこみ

 両手で顔をおおった

 おれはかける言葉をなくしている


 震える肩に手を置いて

 まだやつに拒まれたわけじゃないと

 慰めたのなら

 自分に嘘をつくことになる


 好きだ 好きだ 好きだ


 お前はおれを姉弟よりも固い絆で

 結ばれていると信じているから

 その気持ちを裏切りたくない


 そう おれはお前を裏切りたくない

 だから お前の肩に手を置く


 ーーー


「散歩道」


 真夏の日差しをさえぎる

 森の中の散歩道

 ふたりを導いて

 アゲハチョウが飛ぶ


 ねえ 夢中で追いかけた

 あの頃の気持ちに戻っても

 この手を離さないで

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